岡谷鋼機（株）やグループ会社だけではなく、一般企業へ提案するのも僕たち営業の役目です。自社パッケージ製品のカスタマイズから新規システム開発まで、提案内容はニーズ次第でさまざま。例えば前者。鋼材の材質・重さによる単価計算が簡単な販売管理システム、『鋼の管理』というパッケージ製品があります。当社の親会社が鉄鋼商社であることからノウハウが蓄積され、誕生したシステムです。主な商談相手は鉄鋼関係の一般中小企業。モノやお金の流れ、在庫や売上の管理方法において汎用性が高いのが特徴です。家族経営の町工場から数百名規模の企業まで、規模やニーズに合わせた提案をしています。一方で後者。新規システム開発の場合、商談相手は大手製造業が主になります。これまで自動車関連メーカーとのお取引中心でしたが、最近はあらゆる業種においてシステム開発のニーズがあります。IoT/Internet of Thingsの影響が大きいですね。どんな仕事にも共通して言えるのは作業効率を改善し、生産性や売上を向上させるシステムを提案すること。ビジネスチャンスは至るところにあります。

当社の強み。そうですねぇ、ひとつは“開発だけじゃない”という点ですね。システム会社ですから、当然ソフトウェアの設計や開発はできます。これは競合も同じ。違うのはサーバー・ネットワーク・各種デバイスなどインフラ環境も社内で設計・構築できる点です。多くの会社が自社では賄えず、外部へ依頼しているのが実態と言えます。開発とインフラを自社で連携しながら構築できるため、コストを抑えながら、お客様の要求に合致したシステムが提案できるのは大きな強みです。さらに、親会社、グループ会社のビジネスを活かした提案ができることも大きなポイント。例えばお客様から「工場に新しい製造ラインを設けたい」とご要望があったとします。競合のソフト開発会社であれば、言うまでもなくソフトの開発しかできません。しかし当社には岡谷グループのネットワークがあります。産業機械を扱う会社と、電子制御部品を扱う会社と、システムを開発する岡谷システム。複数のグループ会社が連携することで、どんなご要望にも一気通貫でお応えできる。これは、競合他社ではなかなか実現できない強みと言えます。